No.72 私の話を聞かれた学生さんの感想


 このエッセイは、私の文章ではありませんが、私のエッセイのコーナーを借りて掲載したいと思います。
 2003年11月末、福生市公民館主催の「フォーラムに向けての学習会」で私が話したとき、それを聞きにきてくださった学生さんのレポートの一部が送られてきました。そのレポートの文章ということです。

 私の文章ではありませんので、原文は、1字1句、変えていません。

トランスジェンダー(性同一性障害)の高校教員
宮崎留美子さんとお会いして。。。。

 私たち一班は、11月29日(土)に福生市民会館で行われた、12月20日(土)のフォーラムに向けての学習会に参加させていただきました。わたしたちは事前に彼女とE−mailで連絡を取り合い、彼女のHPを見ていたので、お顔もわかっていたし、どういう考えをお持ちなのかもだいたいは把握していたつもりでした。しかし、はっきり言って初めて彼女の姿を生で見たときは、わかっていたとはいえ、少しびっくりしてしまいました。彼女の体型は、わりとがっちりしたかんじで、服装は膝丈のスカートに黒いブーツをあわせていて、女の人らしい格好をしていました。(後で彼女に聞いたところ、そのブーツはこの冬に新しく買ったものだということでした。)
 フォーラムは配布された資料をもとに進んでいく形で、とてもわかりやすいものでした。彼女の今までの人生で感じてきたことから、今現在の状況まで赤裸々に語ってくださいました。彼女がタイへ訪問した時の、タイにおけるトランスジェンダーや同性愛の方のおかれている状況なども写真と共にわかりやすく説明してくれました。現在タイでは、男性が手術で性転換して女性となっても、モデルとして雑誌の一頁を飾ることも普通に有り得るし、女性としてPTの方で活躍していたり、現在の日本ではまだ考えられないことが現実にあるそうです。そして、タイの性転換手術は世界一のレベルを持つということもおっしゃっていました。
 フォーラムが進むにつれて、宮崎さんのご様子からとても女性らしい方だな、と思いました。しゃべり方、振舞い方が女性に見られるかんじと一緒でした。そして彼女が私たちに、トランスジェンダーのことをわかってもらいたい!というのが切に伝わってきました。だから、あまり気持ちの良くない質問をされても怒らずに、ちゃんと説明なりしていくということでした。面と向かって話をすることが理解への第一歩になる、ということを御本人自身が一番良くわかっているようでした。そして私たちもそれを感じることが出来ました。
 フォーラムの後に宮崎さんにもっと色々な質問をしました。普通に疑問に感じたこと、ご家族との現状や新宿2丁目のことなどを聞きました。それと同時に、女性同士の会話もしました。新しい化粧品のこと、髪の毛のこと、ファッションのこと。。。 話していくうちに、本当に親近感を覚えて一緒に話をしていて楽しかったです。