一緒にトークライブを行ったマキさんがホステスのお店、今日、オープン
新宿2丁目、2丁目交番のところにあるビル2F

《かちかちマダム》に行ってきました

 新宿2丁目に、また新しいお店がオープンしました。
 ママは、元六本木にあった老舗の有名なニューハーフのお店「プティシャトー」にいた方で、温子ママと呼ばれています。
 ここに、ママのお店をサポートする形で、マキさんというニューハーフの方が働き始めることになりました。マキさんといえば、2003年1月下旬に、ロフトプラスワンで、一緒にトークライブをやった方です。
 知的で、自分の考えをしっかりと持っていらっしゃるマキさんには、本当に多くのことを学ばされました。
 トランスジェンダーの社会を支えてきたのは、精神科医に行き「性同一性障害」と命名され活動してきた人たちだけではなく、このような接客業で働くニューハーフの存在も大きかったということを再確認させられたものでした。私は、こういった分野の人たちと交流することなくして、トランス界への抑圧を、本当に解放することにはならないと思っています。

温子ママ(左)と仲良くツーショットするマキさん.和服で上品に決めたニューハーフの方もいます.

エルナ・フェラガモさん.といえば、ミュージックの世界でも有名.コンサート/ライブを行っています.

 

 「私たちって究極の〈男の生き様なの〉」と語ってくれたマキさん。なーーんだ、ニューハーフって性同一性障害とは関係ないじゃんと、早合点しないでほしいのです。ここが理解できない性同一性障害の当事者の方は、自分の世界だけからしかみることができない偏狭な見方をしていると、私は思います。
 彼女も女性でありたかったのです。多くの当事者と同じように、小さいときから苦悩してきているのです。でも、どうころんでも「女性そのものにはなれない」「男であることをウリにしなくてはニューハーフの稼業はやっていけない」と先輩諸子から教え込まれ語り継がれ、その世界のアイデンティティを獲得してこざるを得なかったのです。
 「戸籍の性別が変更することが認められるかもしれない」という情報は、変更は不可能だというもとにアイデンティティをつくってこざるをえなかった彼女たちの心に、複雑な思いを投げかけています。ある人たちの幸せが、必ずしも同様のカテゴリーの人たち全部には祝福されるものではないということも、また冷徹な現実なのかもしれません。