街 角 と 風 景 [ 世 界 編 ] (29)
(29)私がみた最も美しい夕映え、アメリカ・モニュメントバレー 2007. 9.20up
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夕日に照り返された景色はどこでも美しいものだが、火が燃えさかるような強烈なオレンジ色の夕映えの景色は、アメリカのモニュメントバレーでみた岩山だった。
今夜の宿をとるべく、ネバダ州からユタ州のメキシカンハットという田舎町へ100q/hをこえる速度で車を走らせていた。ときは、太陽が山際にかかるころだった。モニュメントバレーの岩山が見えてきたので、車を道路脇にとめて撮影していたとき、それまでは赤茶けていた岩山が徐々に燃えさかるオレンジ色を帯びてきたのだった。これはすごいと、夢中でシャッターを切った。
それまではたいした光景ではなかったのに、太陽が沈む5分から10分、自然はその偉大さを私に見せつけてくれたのだった。こんな夕映えの強烈さは、その後、みていない。
←燃えさかるオレンジになる直前
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太陽が山の向こうに沈んでしまうと、街頭もなにもない乾燥した砂漠は漆黒の闇に包まれてしまう。光は、100q/h以上でとばしている車のヘッドライトだけ。そんな高速道路みたいなところで降りて写真を撮っていいのかって?高速道路なんかじゃない。普通の道でも制限速度は100q/h以上なのだ。それがアメリカ。
この写真は、強烈なオレンジに燃えるモニュメントバレーの岩山を撮ったあと、10分かそこらの光景だ。闇につつまれる直前の岩山が、雲ひとつない暮れゆく空に、シャギーのシルエットをつくっている。
私は、このあと、遠くにみえる岩山を越えて、メキシカンハットまで車を走らせた。その間、100qの距離になるだろうか。直前の街、ケイエンタとは隣町なのだが、となりといっても200qは離れている。アメリカは大きい。