世界で、日本で......留美子が出会った人たち (15)


(15)モンマルトルならぬ上野の似顔絵描き 2009. 5. 5up


 パリ、モンマルトルの丘。似顔絵描きの人がそこここにいて、お客を待っています。芸術の道を志して作品をつくっても、それがお金になるのは、たぶん数少ないのだと思います。「似顔絵描き」は生活のための大事な収入源なのでしょう。
 それは日本だって同じ。
 上野というと、芸術が近くにあるまち。上野公園には美術館があり、東京芸大という国内トップクラスの芸術関係の国立大があるところ。そういう背景があるのでしょう。モンマルトルほど多くの人はいませんが、似顔絵描きの方を何人か目にします。もっとも、年配の方が多いのですが。
 モンマルトルでは、ちょっと高くて、描いてもらうことは躊躇してしまいました。
 いつも、ここ上野にいるおじさんが、「そこのお嬢さん、1000円で描いてあげるよ」と親しげに声をかけてきました。「お嬢さん!!」・・・ちょっと気分がいいかな。1000円だったらそう高くはないし。よしっ、とばかりにお願いしてみました。
 特徴をとらえて、ちょっと、実物よりもきれいにみえるように描くのは、なかなかのテクニック。
 ありがとう。楽しいひとときでした。