2004 微笑みの国・タイを歩く(3)
タイでは、いろんな人と出会った。ツアーで一緒になった日本人の女性グループ。レストランで、日本とタイの社会風潮などのことを語りあった従業員の方。ヨーロッパの人、アメリカの女性。そして、ニューハーフショーに出ていたダンサーの人たち。タイの虜になって何度も来ているというイスラエルのトランスジェンダー。私がタイで出会った人たちを紹介していこう。
タイで出会ったすてきな人たち
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(写真左)もと、バンコクのニューハーフキャバレーのダンサーとして働いていたのですが、現在は、日本人が経営するデザインや企画の会社の事務職員をやっています。タイでは、ショーダンサーと普通の仕事との境界があるわけではなく、とらばーゆも普通に行われているようです。
(写真右)この会社は、「ミス・アルカザール・タイランド」というニューハーフ(トランスジェンダー)のミスコンテストのスポンサーになっています。出場のエントリーも、この会社で受け付けています。今日は、偶然、エントリーの受付に来られた方がいて、受付の事務風景を撮影させていただきました。ニューハーフのミスコンが、企業スポンサーのバックアップも得て大々的に行われるあたりが、日本とは大違いです。
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乗り物のなかでも、いろいろな出会いがありました。
(写真左)遺跡アユタヤの見学に行き、帰りは、チャオプラヤ川をクルーズし、その船内で昼食のビュッフェを食べるというもの。チャオプラヤ川は、かなり上流まで、舟が上ります。ビュッフェを食べながらのクルーズはすてきな思い出になりました。一緒のテーブルだったのは、日本から旅行に来た女性グループでした。
(写真右)バンコクからバタヤビーチに行くには、バスで2時間半かかります。タイのバス料金はとても安いです。バンコク・バタヤ間が、1等エアコンバスで100バーツ(280円)。日本でしたら、乗車距離を考えれば1000円ではすまないでしょう。バス内で、私の横に座ったタイ女性。片言の英語でいろいろと話をしていきました。心を通わせば、言葉はなんとかなるものです。
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バタヤビーチは、ベトナム戦争時、米軍の帰休兵の保養地として開かれたとのことです。バンコクから2時間半で来れるビーチとあって、高級ホテルからゲストハウスまでさまざまな宿泊施設があります。
プーケットの沖合に浮かぶピピ島のような透明度の高さはありませんが、それでも、熱帯の海です。写真でもわかるように、エメラルドグリーンの海と椰子の木は、南国の楽園を思わせます。
タイのビーチ客を除けば、圧倒的に欧米人が多いです。日本人はほとんどいません。バタヤには、アルカザールとティファニーという2つのニューハーフショーを行うキャバレーがあるのですが、日本人客は多くはいません。日本人はバンコク市内でニューハーフショーを見物するようです。片言の英語でもいいので、とにかく、できるだけ話すようにしてきました。日本人のトランスジェンダーということになれば、けっこう喜こばれて会話もすすみます。
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お腹も空いたことだし....ということで、バタヤビーチ沿いを歩きながら、レストランを探しました。
「BAO」という、高級という感じではないけれども、雰囲気よさそうなお店を見つけ、とにかく飛び込んでいきました。
メニューを見ても、なにがなにやらサッパリ???ともかく、知っている料理の名称を言って注文。
カーオ・オプ・サバロッ(パイナップル炒飯)とテーンモー・パン(スイカシェイク)。通じました。
このお店の従業員の方と一緒に写真を撮りました。私の右横にいる女の子が、日本の北海道を知っていてすてきだと言うのです。行ったことはないわけですが、雪への憧れがあるようでした。常夏の国に住む人たちにとっては、雪は憧憬の的なのでしょうね。私などは、椰子の木と白い砂浜、エメラルドグリーンの海にあこがれるのですが、そういった風景は当たり前のタイ人にとっては、日本の北海道が憧れになるのでしょう。私が大学時代を北海道で過ごしたことを言い「ベリー・コールド」と、北海道の風物の説明をしておきました。
私の右後ろにいる人は、トランスジェンダーだということです。
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タイは、ニューハーフショーのメッカ。日本とは比べものにならないぐらいに規模が大きい。700人、800人と入るホールを所有し、劇場のような座席配置になっている。その座席から舞台を見るといったスタイルである。日本のようにニューハーフのホステスが侍るというようなことはない。飲み物も、ソフトドリンクしか出さないところもあり、子どもでも楽しめる場所となっているし、実際に、子どももいた。ストーリー性のあるショーは、もはや芸術の域にあるといってよい。
今、学校の教員をやっているのだが、本当は、このようなショーダンサーになって舞台に立ちたかったと、憧憬の気持ちになった。人生をやり直すことができれば、こんなダンサーを自分の職業にして舞台に立ちたいと思ってしまう。
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バンコクは、日本よりは小ぶりの車ではあるが(カローラクラス)メータータクシーやバスが走っている。しかし地方に行くと、バスは長距離専用になる。いわゆる車型のタクシーもない。あるのは、ソンテウという小型トラックの荷台に人が乗れるように改造したもの。チェンマイ市内ではけっこうたくさん走っているので、手を挙げて止め、目的地の方向に行くばあいには他のお客と一緒に乗る。料金は10バーツか20バーツ(30円〜60円)。もうひとつは、写真にあるようなトゥクトゥク。オート三輪に人が乗れるように改造したものだ。乗る距離にもよるが、60バーツ〜100バーツ。私が泊まったシェラトンホテルは、街の中心をちょっと離れたところにあるため、食事に行ったりするときに、よく利用した。
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ピン川沿いのレストラン、グッドビューで食べていたとき、カリフォルニアから来たという女子学生の方から声をかけられた。アメリカからだと、成田経由で18時間ぐらいかかると言われた。確かにアメリカからは遠い。そのためか、欧米人といっても、ヨーロッパ系の人がほとんどだ。ヨーロッパだと、タイから日本までよりはやや遠いといったぐらいなので、ヨーロッパ人の旅行先になっているようだ。
(写真右)イスラエル国籍のトランスジェンダー。戒律が厳しそうなユダヤ教の国というイメージだか、私たちのような人はどこの国にもいるんですね。なお、この方のパスポート写真は女性モードの写真であった。でも性別欄はM。
トランスジェンダーに対してのタイの人々のやさしさと受容度にはまってしまったらしい。もう何度も、タイに来ているとか。とにかく、嫌がられなく過ごせるというのは、心が癒されるのでしょうね。